食の欧米化と共に脂質の摂取が増えています。そして、体を動かすことの少ない生活スタイルのせいで、肥満に悩む人が増加しています。

食べ物に含まれている脂質は、胃と十二指腸を経て小腸に移動していきます。そして、小腸で吸収されやすいように酵素リパーゼによって分解された後、リンパ管を通して血管に取り込まれ体の各組織に送られるのです。

体内で最も、脂質をエネルギーに変換する量が多い器官は、肝臓と筋肉組織ですが、肝臓において酵素の働きにより脂質は分解、燃焼されることでエネルギーとして使えるようになります。

しかし、必要以上に脂質が増えてくることで、全てを燃焼させることができないので体脂肪、皮下脂肪、内臓脂肪として蓄積されるので肥満になってしまうのです。肥満を予防する効果のあるお茶の一つに、プーアル茶があります。プーアル茶に含まれている没食子酸について調べてみましたので、参考になさって下さい。

没食子酸とは

プーアル茶がダイエットに適していると言われている要因の一つに、没食子酸があります。後醗酵という醗酵方法で作られているプーアル茶は、発酵過程で没食子酸という成分が作られます。プーアル茶1,000mlあたりに、没食子酸が約3.5mg含まれています。

ウーロン茶も、プーアル茶と同じ後醗酵茶なので、ウーロン茶にも没食子酸が含まれています。ですが、プーアル茶はウーロン茶よりも醗酵回数を増やし、黒麹を使って醗酵を促しているので、ウーロン茶よりも没食子酸の含有量を豊富に含んでいます。

脂肪の吸収を防ぐ

長鎖脂肪酸は、ラードや牛脂など動物性の脂に多く含まれています。そして、長鎖脂肪酸及びモノアシルグリセロールは、胆汁酸塩とミセルを形成します。つまり、乳化して小腸上皮細胞へ吸収されてしまうのです。胆汁は、脂肪の消化吸収をサポートしますが、胆汁の中には酵素は含まれていません。

しかし、プーアル茶に含まれている没食子酸と重合カテキンは、長鎖脂肪酸が吸収されるのを防ぐ効果があるのです。だから、焼き肉などの肉料理を食べる際に、プーアル茶を飲みながら食べることで、脂を洗い流しながら食べることができるという訳です。

肉を焼いたフライパンを洗う時に、プーアル茶を使うとギトギトしていた脂をスッキリ落とすことができますよ。また、脂性肌やニキビに悩んでいる人は、プーアル茶で洗顔すると、余分な皮脂が取れるだけでなく、お茶の抗菌作用によって肌を清潔に保つことができます。

抗酸化作用が高くアンチエイジングに繋がる

没食子酸は、強い抗酸化作用もあるため、体内に発生した活性酸素を除去するアンチエイジング効果も期待できます。しかも、プーアル茶の抗酸化量やポリフェノール量は、お茶の中で最も含有量が高いとされています。

しかし、プーアル茶を飲んだからといって、痩せるという訳ではありません。食事中や食後に飲んで、脂肪の吸収を抑える効果があるお茶なので、水代わりに1日に何杯も飲んだからといって、痩せるというものではありません。

便秘解消などデトックス効果がある

没食子酸によって、小腸に脂肪が吸収されるのを防ぐことで、腸の働きがスムーズになると、便秘が改善されたり、むくみ改善、血行が促進されるといったデトックス効果もあるとされています。

プーアル茶を飲む時は、体を冷やさないように、ホットで飲むことをお勧めします。何杯も、冷やしたお茶を飲むことは、腸が冷えて腸の活動が鈍くなってしまうからです。また、プーアル茶を飲み過ぎると、お腹が緩くなりますので、飲み過ぎには気を付けましょう。