健康や美容に良いとされ、減肥茶という別名があるほどダイエット向きなプーアール茶ですが、毎日飲むにはカフェインの量が気になるという人も少なくないのでは?今回はプーアール茶に含まれるカフェインについて解説します。

プーアール茶のカフェイン含有量はどれくらい?

プーアール茶は発酵後に熟成させるのが大きな特徴になっています。熟成が長いほど高価になる傾向があり、数十年物の茶葉が高値で取引されることもあるほどです。気になるカフェインの量ですが、熟成が進むほど量が減る傾向にあるとされています。

紅茶に含まれるカフェインが1杯(150ml)で30mg程度となっているため、これより少ないと考えるのとわかりやすくなります。逆に、熟成が進んでいないものはそれだけ高い傾向があることに注意が必要です。
100cc中でのカフェイン含有量比較

  • プーアール茶 15~20mg
  • 玉露 120mg
  • インスタントコーヒー 45mg
  • 抹茶 30mg
  • ほうじ茶 20mg

Simultaneous determination of catechins, caffeine and gallic acids in green, Oolong, black and pu-erh teas using HPLC with a photodiode array detector」では詳しく分析された研究内容が掲載されています。英文ですが深く内容を知りたい方はどうぞ。

具体的にカフェインの影響が出る量はどのくらい?

カフェインを適正に処理できる量は、体重や状態によって変わります。痩せ型体型の女性から、身長が高く太り気味な男性の上限量を平均すると1日200mgから300mg程度だと言われています。

これ以上飲むとカフェインによる悪影響が出てくる可能性があるため、ダイエットなどに活用する場合もとりすぎに注意する必要があります。健康であればあっても10杯は飲みすぎになることがあるため、6杯から7杯程度に抑えるのが基本になります。

ダイエットのためにたくさん飲みたいという場合は、薄めに作るのもポイントです。味も臭いも少なくなりますが、その分食べ物の邪魔をすることもないので薄めにして飲むことをお勧めします。

妊婦が飲んでも大丈夫なの?

妊婦はカフェインの摂取量に気を配る必要があり、特に妊娠初期はカフェインを避けた方が良いと言われています。気になるのであればプーアール茶も避けた方が良いでしょう。

一方で、妊娠から16週を過ぎて安定期に入るとある程度ならカフェインを摂取しても問題ないと言われています。2杯から3倍が目安ですが、他にコーヒーや紅茶、緑茶を飲むようであればさらに減らす必要があります。エスプレッソやエナジードリンクは大量のカフェインを含むため、あわせて避けるのがおすすめです。

飲みすぎは不眠の原因になるかも

カフェインには利尿効果があり、それだけトイレが近くなります。また、トイレに行くと体に必要なミネラルが尿と一緒に外に逃げてしまう場合があります。必要以上にカフェインを取るとミネラル不足の原因となるため注意が必要です。

しかし、むくみやすい体質である場合はこの利尿作用は役に立ってくれますから、ミネラル流出とのバランスを取りながら飲むといいでしょう。

カフェインの覚醒効果により、睡眠サイクルが乱れる可能性もあります。睡眠のバランスの乱れはホルモンバランスや自律神経の乱れにも繋がるため、とりすぎには気をつける必要があるのです。ほどほどにするのが健康にも良いのです。

淹れ方によってもカフェイン量が増減

プーアール茶のカフェイン量は、使う茶葉の量と、淹れ方で変わってきます。一般的な淹れ方よりも量を増やせば、それだけカフェインが多く出ることになります。お湯の温度でカフェインが減ることはないので、煮出す場合も注意が必要です。

本場中国では茶葉を熱湯ですすいでからプーアール茶を飲みますが、この場合はすすいだ分だけカフェインがお湯に溶けて減る形になります。主に香りを引き立たせるための作法になっていますが、最初に溶け出したカフェインをすすいだお湯と共に捨てるのも方法でもあるのです。